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海外旅行中に医療機関を受診してみた

先日、韓国に行った際に吐き気や嘔吐、発熱があり、現地の病院を受診しました。
今回は、韓国での病院の受診方法と、実際に受診してみた感想を書いてみたいと思います。

韓国滞在中

保険会社に連絡

私は学生専用ライフカード(クレジットカード)付帯の保険を利用したため、引受保険会社あいおいニッセイ同和損保のキャッシュレス・メディカルサービスは利用できないとの説明を受けました。カード会社の契約者情報を保険会社が持っていないため、帰国後に契約の確認を行うとのことでした。この場合、一旦医療費を10割自己負担する必要があります。
韓国はクレジットカードが使える医療機関が多いため、立て替えでも特に不安はありませんでした。
令和2年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(キャッシュレス決済の利用シーン拡大に向けた調査事業)報告書―医療分野におけるキャッシュレス決済の普及促進パート―三菱UFJリサーチ&コンサルティング

病院を探す

NAVERマップで「hospital」や「clinic」と検索すると、周辺の医療機関が表示されます。
私はすぐ近くだったので歩いて行きましたが、そうでない場合は配車アプリやタクシーの利用を考えてみてください。
配車アプリの場合は領収書をダウンロードして印刷、タクシー利用時は必ずその場で領収書を受け取ってください。通院時の交通費は保険金請求の対象となります。

病院での受付・診察

受付でパスポートを提示し、短期滞在のため韓国の電話番号や外国人登録証がないことを説明しました。韓国語が話せないことも伝えると、受付の方が症状を詳しく聞いてくださり、その内容を医師に伝えていただきました。
さらに、診察後には隣の薬局まで一緒に行っていただくなど、非常に親切に対応していただきました。
診察料は20,600ウォン、薬代は16,200ウォンと、高額ではなかったため、現金で支払いました。日本円換算で一定金額(あいおいニッセイ同和損保の場合は30万円)を超えない場合、診断書の発行は不要ですが、保険金請求まで領収書は大切に保管してください。

帰国後

保険会社に連絡

保険会社に連絡し、保険金請求に必要な書類を郵送してもらいました。

保険金を請求

保険金は、日本円に換算された金額で支払われます。クレジットカードで支払った場合は、クレジットカード明細に記載された日本円の請求金額が基準となります。一方、現金で支払った場合は、実際の両替時のレート、または三菱UFJ銀行*1のTTSレート(円から外貨への換算レート)が適用されます。
銀行のレートよりもお得に両替していた場合、銀行が定めるTTSレートを選択することで、より多くの日本円を受け取れる可能性があります。なお、保険金請求中に円高が進んだ場合は、必ずしも有利になるとは限りません。

保険金が支払われる

保険金請求の書類が受領され、支払いが決定すると、指定の銀行口座に振り込まれます。
今回は、請求書を提出して約2週間後の4月3日に振込を確認しました。
引受保険会社によっては、2~5営業日程度で支払われることもあります。
アメリカなど医療費が高額な国では、クレジットカード付帯保険だけでは十分にカバーできない場合があります。行き先によっては、任意加入の海外旅行保険の加入も検討してみるとよいでしょう。

*1:あいおいニッセイ同和損保の場合

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