メルのび雑記中

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2023年に2012年発売のEOS 6Dを購入した理由

昨年末からフィルムカメラで写真を撮り始め、一眼レフカメラのEOS Kiss 5とコンパクトカメラのZOOMTEC 90を使用しています。

フィルムカメラはフィルム代(1本1,500円程度)や現像・データ化代(1本数百円~1,000円程度)などのランニングコストが常に発生するため、デジタルカメラのように頻繁に撮ることはなかなかできません。また、デジタルカメラと比べるとISO感度が低いためフラッシュを焚けない場所での手持ち撮影には向いていません。

EFレンズを日常的に使いたい(アイドルライブの撮影タイムなど)という理由で、EFマウントのデジタル一眼レフカメラEOS 6D」を購入しました(6D Mark IIやRP+マウントアダプターEF-EOS Rは予算外)。

α7初代+マウントアダプターという手もありますが、α7初代もRPも電池持ちが良くないらしいのでそこが懸念材料でした。
サブ機として使ったり、バッテリーグリップを装着したりなど解決策はありますが、電池持ちが良いに越したことはありません。

購入した中古品の状態

購入時のレリーズ回数は20413回でした。ボディや背面モニタにはほとんど傷がなく、丁寧に扱われていたのだろうと思います。また、ファインダー内もチリ・ホコリなどは見当たりませんでした。
アイドルライブでは連写を多用するため、1回のライブで1000回ほどシャッターを切ることがありますが、本機の耐久回数は10万回なので、まだまだ十分使えそうですね。
カメラのキタムラ楽天市場店で購入しました。実は6Dを買うのは2回目なんですよね……。


最初に購入した6Dはマウント部の電子接点が故障していたのか、どのレンズでもエラー01が出てしまい撮影が行えない個体でした。届いた当日は快適に撮影できていたので、いきなり使えなくなった原因は不明です。
カメラのキタムラに返送したところ、不具合を確認できたということで無事キャンセルすることができました。

メルカリやヤフオク!などの個人間取引で、このようなトラブルが起きた場合を考えると、非常に不安ですね(ヤフオク!の場合、相手によっては断られる場合もあります)。

カメラのキタムラは税抜1万円以上の中古品に独自の6ヶ月保証をつけているので、安心して購入できます。

作例

F/7.1 SS 1/250 ISO 4000
使用レンズ:TAMRON AF 28-300mm F/3.5-6.3 LD Aspherical IF MACRO 185D
RAW現像:Luminar Neo
F/5.6 SS 1/400 ISO 3200
使用レンズ:TAMRON AF 28-300mm F/3.5-6.3 LD Aspherical IF MACRO 185D
RAW現像:Luminar Neo(DxO PureRAW 3でノイズ除去)
F/5.6 SS 1/400 ISO 12800
使用レンズ:TAMRON AF 28-300mm F/3.5-6.3 LD Aspherical IF MACRO 185D
RAW現像:Luminar Neo(DxO PureRAW 3でノイズ除去)
撮って出しJPEG

ISO 12800の撮って出しJPEGでもピクセル等倍で見なければ耐えうる画質だと思います。しかし、古い高倍率ズームレンズ(1999年発売)のせいなのか、1型コンデジPowerShot G3 XやCyber-shot RX100シリーズでも撮れそうな感じもします*1
G3 Xで撮影したアイドルライブ
RX100VIで撮影したアイドルライブ

2006年発売のK100Dと比較

下2枚の画像はPENTAX K100Dで撮影しています。

F/5.8 SS 1/180 ISO 800
使用レンズ:smc PENTAX-DA L 55-300mm F4-5.8 ED
RAW現像:Luminar Neo
F/6.7 SS 1/125 ISO 800
使用レンズ:TAMRON AF18-200mm F3.5-6.3 XR DiII A14
RAW現像:Luminar Neo

K100DはCCDセンサーを搭載しているデジタル一眼レフカメラです。610万画素の簡潔さ、リバーサルフィルムのような風合いを体験したく、約3ヶ月間使っていました(現在は売却済み)。

Nikon D5300、PENTAX K100D、EOS Kiss 5、EOS 6DでOVF(光学ビューファインダー)、LX100、G1 X Mark II、RX100VIでEVF(電子ビューファインダー)を覗いたことがあるのですが、私はレンズを通した光がそのまま見えるOVFが好きです。EVFは常に仕上がりイメージが表示されており、撮る前からどのように写るか確認できるメリットもありますが、撮っていて楽しい感覚が強いのはOVFだと思います。

6Dのデメリット

EOS 6Dは発売から10年以上経過する製品なので、現行で販売されている製品と比べると見劣りする部分があります。以下の2点は私が実際に使ってみて感じたデメリットです。

ライブビュー時のAFが遅い

ライブビュー時のEOS 6Dはコントラスト方式で、ピント合わせをします。そのため、デュアルピクセルCMOSを搭載したデジタル一眼レフのライブビュー(初登場は2013年発売のEOS 70D)やミラーレスと比べると、合焦速度が非常に遅く感じます。OVF派の私はライブビューに切り替えることがほとんどないので、そこまで問題はありません。

AFの測距点が少ない

AFの測距点が11点しかなく、クロス測距できる測距点が中央1点のみに限られているので、動体の撮影には向いていないといえるでしょう。
JPEG撮って出しの1枚を見れば分かるように、中央で測距してから構図を変える or トリミングで対応可能です(場所、目じゃなくて鼻じゃんというツッコミはご愛敬ください)。

*1:185Dはフィルムカメラ用に設計されていますし、当時の高倍率ズームレンズは全体的に評判が良くありません

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